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- 2024.02.03
2023年7月にUAから完全移行となるGoogle Analytics4(GA4)。GA4では収集データを活用した機械学習機能が新たに実装されています。
本記事ではGA4で活用すべき機械学習機能と、広告の費用対効果を高めるGA4とGoogle広告の連携方法について解説していきます。
- この記事はこんな人におすすめ
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- GA4の機械学習について知りたいマーケティング担当者
- GA4を活用して広告の費用対効果を高めたい広告担当者
- GA4とGoogle広告の連携方法を知りたい運用者
GA4の機械学習機能①推定コンバージョン
GA4の機械学習機能で広告の費用対効果を高める【GA4とGoogle広告の連携方法解説】
広告の費用対効果を高めるには、まずROI(投資に対する収益率)を正確に計測する必要があります。
ROIを検証するためには発生したコンバージョンに対する広告投資の貢献度を正しく明らかにすることが重要。しかし、これまではユーザーのプライバシー保護の観点や技術的な制約によって正確に測ることができないコンバージョンデータが発生していました。
推定コンバージョンはこの課題=コンバージョン計測の不正確さを補う機能と言えます。
推定コンバージョンでは、個々のユーザーを識別しないデータを使って、Google が直接確認できないコンバージョンを推定しています。これにより、コンバージョンについてより詳細なレポートを提供することができます。
推定コンバージョンの仕組み
Googleの推定コンバージョンでは、実際に計測されたコンバージョンデータから傾向・パターンを見つけ、推定するモデルを構築していきます。
推定コンバージョンは、十分なトラフィックがあった場合に自動で適用される仕様になっており、GA4内のクロスチャネルの結果が表示されるレポートに反映されます。
推定コンバージョンのメリット
推定コンバージョンを取り入れることで、広告の費用対効果を正しく把握し、それぞれの広告キャンペーンを最適化することできます。また、推定コンバージョンでは個々のユーザーを識別しないので、プライバシー保護に対応した上で正しいデータ計測が可能です。
GA4の機械学習機能②ユーザー行動予測
GA4の機械学習機能で広告の費用対効果を高める【GA4とGoogle広告の連携方法解説】
広告の費用対効果を高めるコツは、確度の高いユーザーへ適切なタイミングで広告を配信すること。
GA4では、収集したデータを元に「購入の可能性」「離脱の可能性」「収益予測」の3つの指標でユーザーの行動を予測することが可能です。
ユーザー行動予測の仕組み
GA4では独自のアルゴリズムを使ってユーザーの行動を予測することができます。ただし、予測指標を使うには下記3つの条件をクリアしている必要があります。
- 過去28日間のうち7日間で、購入または離脱のトリガーをしたリピーターが1,000人以上、トリガーしなかったリピーターが1,000人以上
- モデルの品質が一定期間維持されている
- 購入の可能性と予測収益の各指標の両方を対象とするには、purchaseイベントとin_app_purchaseのどちらかを設定 ※purchaseイベントを収集する場合、そのイベントのvalueとcurrencyのパラメーターも収集
ユーザー行動予測のメリット
ユーザー行動の予測指標に基づいて下図のようにユーザーをセグメント化することで、ファネルに合わせた効果的な広告施策を打つことが可能です。
例えば、「7日以内に離脱する可能性が高い既存顧客」に対してはセールなど販促の事前告知や既存顧客限定キャンペーンの訴求が効果的。「7日以内に初回の購入を行う可能性が高いユーザー」に対しては初回限定クーポンの訴求や検索広告の入札強化、類似リストと同様の活用方法でターゲティングを行うと有効です。
GA4でデフォルト設定されているオーディエンスリストは、リンクしているGoogle広告アカウントに自動的に連携されます。また、オーディエンスリストは自分で条件を設定して作成することも可能です。
GA4とGoogle広告の連携
GA4の機械学習機能で広告の費用対効果を高める【GA4とGoogle広告の連携方法解説】
ここからは、具体的にGA4とGoogle広告の連携方法を解説していきます。
※事前に、GA4での編集権限、Google広告での管理者権限があることを確認してください。
GA4とGoogle広告の連携手順
ステップ1:GA4の画面左下の「管理」をクリック
ステップ2:連携したいプロパティを選択できているか確認
ステップ3:プロパティのメニュー内「サービスとのリンク」で「Google広告のリンク」を選択
ステップ4:開いた画面で「リンク」をクリック
ステップ5:「Google広告アカウントを選択」をクリックし、連携するアカウントを選択
ステップ6:「確認」をクリック
ステップ7:「次へ」をクリック
ステップ8:「パーソナライズド広告を有効にする」はデフォルトでオン
ステップ9:「自動タグ設定を有効にする」を展開し、自動タグ設定が有効になっていることを確認
ステップ10:「次へ」をクリックし設定を確認
ステップ11:「送信」をクリックして完了
GA4の各種設定・解析はフォチューナにお任せ
GA4の機械学習機能で広告の費用対効果を高める【GA4とGoogle広告の連携方法解説】
GA4とGoogle広告を連携し機械学習機能を活用することで、広告運用の費用対効果を高めることができます。
フォチューナではその他にも「UAからGA4への移行対応」「アクセス解析によるサイト改善サポート」などGA4関連のWebマーケティング施策を幅広くサポートしております。ぜひお気軽にご相談ください!
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INFORMATION
運営会社:株式会社フォチューナ
株式会社フォチューナは、WordPressに強いWEB制作会社として多くの企業様へサポートしています。私たちはLife with Communication.に情熱を傾けるテクノロジーとマーケティングカンパニーです。
インバウンドマーケティング最新情報から見直したいSEOテクニックまで、コンテンツ・SNSマーケティングを支援するFortuna Magazine(フォチューナマガジン)を運営しています。
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AUTHOR PROFILE
おおた広告マーケティング事業 WEBマーケター
集客、コンテンツマーケティング領域において主にtoC事業へのサポートを行うWEBマーケター。課題抽出、設計からソリューション提案まで一気通貫で従事。Google広告認定資格、Googleアナリティクス認定資格、HubSpotソーシャルメディアマーケティング認定資格を保持。
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