情報設計を行うための5つのプロセス。KGIを達成するために必須な情報設計!
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2023.02.16

情報設計を行うための5つのプロセス。KGIを達成するために必須な情報設計!

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Webサイトで目標の成果を得るためには欠かせない「情報設計」。ユーザーが知りたい情報をすぐに見つけることができることをユーザビリティと言い、それを実現するためには制作前に行う「情報設計」がとても重要となります。ユーザービリティが高いサイトは、検索媒体からの評価も高くSEOとしての結果も伴うため、しっかりと設計する必要があります。

 

今回は、ワイヤーフレーム制作含む「情報設計」を行うための必要な5つのプロセスをご紹介します。


情報設計とは

情報設計を行うための5つのプロセスKGIを達成するために必須な情報設計!

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情報設計(Information Architecture / 略称:IA)とは、数ある情報を何らかの分類でまとめて、ユーザーに情報が伝わりやすいように設計していくことを意味します。
例えば、商品やサービスを紹介しているコンテンツがあったり、店舗情報が記載しているコンテンツがあったり、1ページに載せたい情報が沢山あると思います。その情報をどのようなコンテンツをどこに配置すると、ユーザーにとって使いやすく、迷うことなく求めている情報を得られるサイトになるのか、さらにはユーザーをゴールまできちんと誘導させられるかを考えた上で設計してくことが大切なのです。


構造化を最適化する情報設計

コンテンツを作り始める前に 情報設計を行うことが重要である理由は、Webサイトの目的に合わせた導線設計を明確にすることができるからです。さらに、サイトのクオリティを上げることだけでなく、円滑に進行できることからコストやスケジュールも短縮することが可能です。
逆に、情報設計をせずにWebサイトを構築してしまうと、ユーザーは知りたい情報を容易に取得することができません。そのため、ユーザーはサイトから離脱してしまい、サイト側の目的を果たすことができなくなります。

そのため、新規サイトの構築・リニューアルのどちらにおいても、KPI・KGIを達成させるためには情報設計がとても重要な作業となるのです。


情報設計を行うための5つのプロセス

情報設計を行うための5つのプロセスKGIを達成するために必須な情報設計!

情報設計には大きく分けて、5つのプロセスが存在します。

  • 顧客分析と現状把握
  • 構造マップを作成する
  • ユーザビリティを考慮したサイト階層を構築する
  • サイトマッピングとサイトマップを作成
  • サイトの構成を決めるワイヤーフレームを作成
ユーザビリティは、一般的には「使いやすさ」を示す言葉だが、国際規格のISO 9241-11では、「ある製品を、特定の利用者が、特定の目的を達成しようとするにあたって、特定の状況で、いかに効果的に、効率的に、満足できるように使えるかの度合い」としている。

それぞれ各プロセスごとの「進め方」と「意識すべきポイント」をご紹介していきます。


顧客分析と現状把握

まずは『顧客分析』と『現状把握』から始めます。この段階は、ユーザーの属性やニーズの理解、そして現状把握をするフェーズです。

具体的には下記の5つの項目の確認と分析を行います。

  • 現状の課題を整理
  • ユーザーペルソナの確認
  • 課題が発生している原因を分析
  • 原因を解決する方法の仮説を立てる
  • 戦略施策とゴールを作る(KGIとKPI)

顧客分析・現状把握、確認作業で明らかになったデータをもとに、ユーザーのペルソナプロファイルを作成し、ビジネス要件とすり合わせをします。ここでは誰に・何を・どのようにリーサさせるとKGIとKPIを達成できるのかを細かく考えることが重要です。ユーザーのことを深く分析するためカスタマージャーニーマップを作成することもおすすめです。


構造マップを作成する

ユーザーの属性やニーズの理解、そしてKPI・KGI設計を行ったところで、「構造マップの作成」に取り掛かります。具体的には、既存サイトのコンテンツを一覧にして洗い出し、必要なコンテンツ構造を検討します。

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コンテンツの洗い出し
コンテンツの精査

サイトに情報量が多くなり過ぎるとユーザーにとって、分かりづらくなったり、迷いやすくなったりする場合があるので、ユーザーが本当に必要としているのかどうかをこの段階でしっかりと検討する必要があります。


ユーザビリティを考慮したサイト階層を構築する

コンテンツを洗い出して構造マップを作成したところで、次はユーザーフレンドリーなナビゲーションを設計します。ナビゲーションとは、グローバルナビやパンくずリスト、関連リンクなどユーザーが探したい情報にたどり着くことを助けるためのUX要素です。どのナビゲーションを、どのページのどこに配置するかを設計します。ここでもやはり、ユーザーが情報を探しやすくなるための視点が重要です。

ユーザーエクスペリエンス(User eXperience)の「エクスペリエンス」は「体験・経験」のことで、ユーザーエクスペリエンスとは「ユーザーがひとつの製品・サービスを通じて得られる体験」を意味しています。
このユーザーの体験を改善することで、利用者にとって製品・サービスを向上させることを目的としています。

ここではサイトに流入してきたユーザーを顧客またはリードへと引き上げる重要な要素の設計と並行して、この段階でSEO(検索エンジンの最適化)への影響や内部構造の強化を実施します。

  • ナビゲーションの種類
  • ラベリング ※ナビゲーションなどに用いられるテキストを定義
  • レイアウト種類

サイトマッピングとサイトマップを作成

ユーザーにとって使いやすいナビゲーションの設計をしたところで、次にサイトマップを作成します。サイトマップとはサイト全体の構成をわかりやすく伝えるための一覧で、端的に述べると「サイト全体の構成図」のことを指します。

サイトマップの種類

サイトマップを作成するメリットとしては、ユーザーがサイト内で迷わずに目的のページに辿り着くための助けとなったり、検索エンジンのクローラーにどのようなコンテンツがあるのかを正確に伝えたりと、サイト設計において重要な役割を担っています。

資料の項目

サイトの構成を決めるワイヤーフレームを作成

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必要となるコンテンツや要素が整理できたところで、ようやくワイヤーフレームの作成をしていきます。ワイヤーフレーム制作では、サイトに盛り込むコピーテキストや画像、さらには各種コンテンツといった要素を、どういった優先度でどのような配置にするか、前段階の情報設計で定めた機能・コンテンツをいわば「見える化」していきます。

ワイヤーフレームの制作フェーズでは実際に目に見える部分を設計していくため、主観的な意見が飛び交いやすいフェーズでもあります。発注者側はあらためて、Webサイト開発の目的を振り返り、ターゲットユーザーに対してどういった行動を起こしてもらいたいかなど、ユーザー視点が欠落しないよう注意しましょう。


よくある質問

情報設計を行うための5つのプロセスKGIを達成するために必須な情報設計!

ー情報設計(IA)とUIやUXとの違いはなんですか?

A. IAは、サイトマップのように情報の構成を設計したものに対し、UI(User Interface)は人間が直感的に理解できるものをデザインすること。UX(User Experience)UIによりユーザーが実現できること(体験)を意味します。

ー素人でも作成することは可能ですか?

A. はい、可能です。一度見様見真似でもいいので、作成してみることをおすすめします。不十分の場合でも企画書の骨子にはなるので、業者よりヒアリングやすり合わせを行うことがスムーズにできます。

ー情報設計を業者に依頼する際、何を伝えればいいですか?

顧客分析と現状把握を箇条書きでもいいので、リスト化したものがあれば、いいと思います。また、ビジネスに対する理解度に関しては、事業担当者でしかわからない部分もあるので、そこを伝えることが重要です。例えば、マネタイズの構造、業界特有の専門用語など、お伝えいただければ、スムーズに進行できると思います。


KGIを達成するために必要な情報設計を行おう

情報設計を行うための5つのプロセスKGIを達成するために必須な情報設計!

新規サイトの構築・リニューアルをする上で、KPI・KGIを達成させるために情報設計はとても重要な作業です。情報設計をしないとユーザーは知りたい情報を容易に取得できず、ページから離脱してサイト側の目的を果たすことができなくなります。

ユーザーにとって使いやすく、ゴールまでの導線をきちんと設計されているサイトにするためにも「情報設計」は必ずやっておきたい作業です。
情報設計が得意なフォーチュナでは、設計〜制作・開発までを一気通貫でサポートしております。設計でお困りであれば、フォーチュナまでお気軽にご相談ください。

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