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- 2023.03.09
MAU(月間利用者数)9,300万人*を誇るコミュニケーションアプリLINEの広告配信サービス「LINE広告」。出稿したことはなくとも、消費者としてLINE広告を目にする機会は多いはず。「出稿してみたいけどLINE広告って実際どうなの?」と思っているマーケターの皆さまへ、今回はLINE広告の特徴と設定方法を解説します。
* 参考元: LINE広告(LINE Ads)
LINE広告3つの特徴
【2023年最新】LINE広告の特徴と設定方法

LINE広告はInstagram広告やTwitter広告等と同様にSNS広告と呼ばれますが、では他のSNS広告との違いは何でしょうか?LINE広告を使うメリットはいくつかありますが、特に知っておきたい3点をピックアップして説明していきます。
SNS広告チャネル例|LINE広告・Twitter広告・Meta広告・TikTok広告
特徴① 圧倒的なリーチ
2022年時点でLINEのMAUは9,300万人*、なんと日本の総人口の70%以上です。更に下図の通り、SNS利用者のうち80%以上がLINEを利用しており、Facebookの19.6%、Twitterの38.4%と比較しても圧倒的です。ターゲットのボリュームは圧倒的で、しかも年齢や性別、居住地などのユーザー属性も幅広いため、LINE広告なら他媒体ではリーチできないユーザーにも広告を届けることができるのです。

* 参考元: LINE広告(LINE Ads)
特徴② 細かなターゲティング
LINE広告では年齢や性別などのユーザー属性はもちろん、興味関心や購買意向などの項目から細かくターゲティングを設定できます。他にも、Webサイトへ訪問したことのあるユーザーをターゲティングする、いわゆる「リターゲティング」も可能ですし、自社で保有しているデータをアップロードして類似配信する、いわゆる「カスタムオーディエンス」も可能です。

特徴③ 3種の課金方式
LINE広告はGoogleのリスティング広告同様、オークション形式で広告費が発生します。LINE広告が他の媒体と異なるのは、課金方式が3種ある点です。具体的には、広告が1回クリックされるごとに課金されるCPC(Cost Per Click)、広告が1,000ユーザーに表示させるごとに課金されるCPM(Cost Per Mille)、そして広告を通してLINEの友だち追加が発生するごとに課金されるCPF(Cost Per Friend)です。さらに、オークションの入札方法は手動と自動の2パターンあるので、広告配信の目的や運用リソースなど状況に応じてこれらを選択していきます。

LINE広告の設定方法
【2023年最新】LINE広告の特徴と設定方法
さて、具体的にLINE広告のはじめ方を解説していきます。ここで1点注意が必要で、初めてLINE広告を設定する場合、設定した当日すぐに配信できるというわけではありません。理由はこの後にも詳しく記載しますが、広告アカウントと広告の審査にそれぞれ5営業日ほど要するためです。アカウントの作成から初めて行う場合は、配信までのスケジュールに余裕を持っておくと良いでしょう。
STEP① LINEビジネスID発行
それではまずLINEビジネスIDを発行します。後ほど広告アカウントを作成する際、ここで登録したメールアドレスとパスワードを使います。

STEP② 広告アカウント作成
発行したLINEビジネスIDで広告アカウントを作成します。広告アカウントの作成は難しくなく、案内に従って企業名やサイトURL、法人番号などの基本情報を入力するだけですが、登録後に媒体側の審査が入ります。先にも記述しましたが、審査には5営業日ほどかかります。無事に審査を通過すると広告アカウント作成完了です。入力した情報が正しくない場合審査が通らず、再度登録し直して審査を申請する必要がありますのでご注意ください。

STEP③ 支払い情報登録
広告アカウントの作成が完了したら、次に支払い情報の登録を行います。支払い方法はクレジットカードで、次の3ステップで登録完了です。
- LINE広告マネージャーで「MENU」を開き、「請求と支払い」をクリック
- 請求先一覧から該当の請求先をクリック
- 「クレジットカードを追加」をクリックし情報を入力

STEP④ 広告配信設定
いよいよ広告配信の設定です。広告配信の目的を選択し、予算や配信日時、クリエイティブ(広告文やバナー画像)を設定していきます。ちなみに、LINE広告のアカウント構造は以下の図のようになっています。それぞれの階層で設定できる項目が異なるため、事前に構造を理解して設計しておくと良いでしょう。

広告配信設定が登録できたら、LINEによる審査を経て配信準備完了です。審査には大体1〜5営業日ほどかかりますが、無事に審査が通れば配信開始日に合わせて広告掲載がスタートします。
STEP⑤ 計測タグ設置
最後に計測タグを設置します。タグが設置できていないと広告の効果測定ができないため忘れずに対応しましょう。LINEのタグは大きく以下の3つがあります。
- ベースコード:ユーザーの行動を計測するためのタグ。全ページに設置。
- コンバージョンコード:コンバージョンを計測するためのタグ。コンバージョンが発生するタイミングで発火するように設置。
- カスタムイベントコード:イベント単位でオーディエンスを作成したり効果測定を行うためのタグ。
タグの設置はテクニカルな作業なので、社内での対応が難しい場合はフォチューナにご相談ください。
注意しておきたい3つのポイント
【2023年最新】LINE広告の特徴と設定方法
先に記述した配信開始までのリードタイムの他に、いくつか注意すべきポイントがありますので解説していきます。
ポイント① 出稿金額と配信期間
LINE広告は、以前まで最低出稿金額が設けられていましたが、現在は撤廃され出稿のハードルが低くなっています。低予算からでも広告が配信できることは大きなメリットではありますが、あまりに少額すぎるとオークションに勝てなかったり、機会学習に必要な量のデータを収集するのに長い期間を要してしまうため、適切な費用感・配信期間でシミュレーションしておくことが重要です。
ポイント② クリエイティブの質
オンラインでの集客は年々規模が拡大し、Web上には様々な広告が溢れています。その中でユーザーの目を惹き、クリックや購入などの行動を起こさせるためには、バナー画像や広告文などクリエイティブの工夫がポイントになってきます。LINE広告に限ったことではありませんが、商品やサービスの世界観を損なわず、かつ広告として機能を発揮し集客に繋げるクリエイティブ制作を心がけましょう。

ポイント③ 配信開始後の運用
オフライン広告とは違い、Web広告は入稿した後の運用が重要です。機械学習や自動化が進んでも、除外オーディエンスの設定やクリエイティブの改善など、まだまだ運用者による細かな対応が成果に効いてきます。特に広告費を抑えたい場合は、機械学習に必要なデータ量がすぐに蓄積できず、結果的に手動の運用が不可欠になるケースが多いです。入稿して配信が開始したら終わり、ではなく、適宜必要な調整を行なっていきましょう。
最後に
【2023年最新】LINE広告の特徴と設定方法
圧倒的な利用者数で注目を集めているLINE広告。手軽に始められる一方で、設計や運用など細やかな対応が成果を最大化するポイントになります。フォチューナでは上記で解説した3つの注意点以外にも様々な課題をサポートできる広告運用サービスを提供しておりますので、まずはお気軽にご相談ください!
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INFORMATION
運営会社:株式会社フォチューナ
株式会社フォチューナは、WordPressに強いWEB制作会社として多くの企業様へサポートしています。私たちはLife with Communication.に情熱を傾けるテクノロジーとマーケティングカンパニーです。
インバウンドマーケティング最新情報から見直したいSEOテクニックまで、コンテンツ・SNSマーケティングを支援するFortuna Magazine(フォチューナマガジン)を運営しています。
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AUTHOR PROFILE
おおたWEBマーケター
フォチューナ東京オフィス所属。Google広告/アナリティクス認定資格保有。HubSpotソーシャルメディアマーケティング認定資格保有。猫アレルギーだけど保護猫2匹と暮らす猫愛の持ち主。愛車はマツダNDロードスターRF。WEBでの集客ならお任せください!
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