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- 2023.04.18
リスティング広告・Web広告を出稿したり、LPを制作したりしてもなおコンバージョン率が伸び悩んでいませんか。そんな時こそ記事LP。インバウンドマーケティングの手法を取り入れたリード獲得施策の1つです。記事LPとは従来のLPへの導線として配置され、記事LPと従来のLPを2段階で構成するもの。本記事ではそのメリットを簡単に解説し、事例を紹介します。
- 本記事はこんな人におすすめ
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- Webマーケティング担当者
- LPの離脱率を改善させたい方
- 確度の高いリードを獲得したい方
記事LPを制作するメリットとは
記事LPを制作するメリットとは。成功事例5選
記事LPのメリットは、リードの育成、CV(コンバージョン)率の向上。顧客の購買段階には、認知→関心→検討→購買のステップがありますが、通常のLPでは検討・購買のプロセスにしかアプローチしていませんでした。そこで記事LPを導入してLPを2段階構成にすることにより全てを網羅することができるようになります。
2段階構成のLP

購買段階を考慮すると、記事LPはメディアのコンテンツとして出稿するのが効果的。例えば、メディアを読み進めている中に従来のLPが出てくるとPR感・広告感が強く、顕在層や潜在顧客にポジティブな印象を与えることが難しくなります。そのため離脱が増え、CV率が低くなるのです。
一方、メディアに記事LPが掲載されているとどうでしょうか。ユーザーは広告だと意識することなく自然に読み進めることができ、企業は記事LPの中で商品・サービスの重要性や必要性を深く顧客に伝えることができるのです。
記事LPと通常LPの二段階構成のメリット
その結果、記事LPと通常LPの二段階構成から得られるメリットは大きく2つあります。
1つ目はリードの育成、2つ目はCV(コンバージョン)率の向上です。
①リードの育成
多くの記事LPは、ユーザーの悩みに寄り添い、解決する内容なのでユーザーの潜在的な悩みやニーズを引き出すことができます。その結果、商品やサービスについて深く知ってもらうことで、潜在層や準顕在層を顕在層へと導くことができるのです。
②CV率向上
記事LPでは先述の通り、サービス・商品の啓蒙・教育を深く行うことができます。商品への「理解」や「魅力」が深まった状態で通常LPに誘導が可能なので、CV率が高くなります。
実際に、「LPのみ」に遷移させるよりも、記事LPから通常 LPの2段階構造の方がCV率が1.5~2倍ほど、高い傾向があります。
記事LP事例5選
記事LPを制作するメリットとは。成功事例5選
N organic

株式会社シロクが運営するN organicの記事LPでは、女優の平愛梨さんを起用し1日のルーティンを雑誌風に紹介しています。このようにタレントやインフルエンサーを使った記事の場合は、商品のペルソナの理想像に近い人物を起用することが重要です。今回の事例では、3児の母でありながら女優として活躍する平愛梨さんの公私共に充実した暮らしぶりから読者も前向きなパワーをもらうことができ、商品にもポジティブなイメージを持ってもらうことができます。
b.glen

ビバリーグレンラボラトリーズ株式会社が販売するb.glenは記事LPの典型的な事例。Webメディアやニュース記事を読んでいると、実は商品やサービスの広告だったという経験はありませんか。タイトルやヘッダー画像がWebメディアのようなデザインのKirei.newsページ。美容のトピックに感度が高いユーザーが、美容系のニュース記事だと感じ美容情報収集のために読み進めることができ、自然に潜在顧客を商品へ誘導します。
BODYMAKE

マルコ株式会社の記事LPには矯正下着の購入体験談が日記風に掲載されています。一連の流れやシーンごとの感想が細かく書かれていたり、店員さんとの掛け合いがリアルに描写されていたりすることで、店舗に行き商品を着用することで体型への悩みが解決できるプロセスがイメージしやすくなっています。商品を購入した後の理想の自分も想像できるので自然と購買意欲を掻き立ているほか、商品LPへの導線もしっかり確保できています。
エステティックTBC

エステティックTBCが配信する脱毛のキャンペーン広告。興味はあるけど、悩みは不安が多い脱毛やエステ業界も多く記事LPを取り入れています。ユーザーの不安要素を、話口調で説明を入れることで、不安が解消され広告LPへ流動した際、キャンペーンがよりお得に感じる構成となっています。このように知らないと不安が多い業種はぜひ取り入れてみましょう。
FANCL

FANCLが販売する機能性表示食品「大人のカロリミット」の記事LPはアンケート型。食習慣に関するアンケートの回答後、お試しキャンペーンの申込みLPにつながる仕組み。アンケートに回答するとユーザーは自分自身でも認識していなかった健康の悩みを発見し、そのタイミングで商品LPへと誘導する流れ。企業もアンケートの回答データをマーケティングに活用でき、一石二鳥です。
よくある質問
記事LPを制作するメリットとは。成功事例5選
Q、どのような商材が記事LP施策に適していますか?
A、事例でご紹介したtoC向けリテール業だけでなく、toB向けの施策でも有効です。ただ、リード育成期間が業種によって異なるためtoBの場合「ホワイトペーパーを活用しマイクロコンバージョンの設置する」など設計をいたします。
Q、Web広告は記事LPと広告LPのどちらでかけるのですか?
A、この場合、記事LPとなります。理由としては、記事LPで商品について理解した後、広告LPでキャンペーンを推す順番となるため、最初の接点は記事LPがベストです。
記事LPを作成し、リードを育てよう。
記事LPを制作するメリットとは。成功事例5選
記事LPを作成することで認知拡大と顧客の関心を高め、ロイヤルティの高いリードを育成しましょう。育てた見込み客の心を2 段階構成の通常LPで掴めば、コンバージョン率は自然とアップ。信頼関係の高い顧客との関係構築にもつながります。
記事LPと一言で言っても、その構成は事例の通りさまざま。ユーザーに取り扱う商材やサービスを知ってもらい、関心を持ってもらうにはどう構成が効果的か検討し、制作しましょう。
フォチューナでは、コンバージョン率を高める記事LPの制作も支援しています。お気軽にご相談ください。
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INFORMATION
運営会社:株式会社フォチューナ
株式会社フォチューナは、WordPressに強いWEB制作会社として多くの企業様へサポートしています。私たちはLife with Communication.に情熱を傾けるテクノロジーとマーケティングカンパニーです。
インバウンドマーケティング最新情報から見直したいSEOテクニックまで、コンテンツ・SNSマーケティングを支援するFortuna Magazine(フォチューナマガジン)を運営しています。
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AUTHOR PROFILE
HIROHATAWEBコンサルティング事業部 / 関西チーム プランナー兼ディレクター
リテール業界を得意とし、WEBマーケティングを支援するプランナー。前職はリテール業界にて社内マーケティング兼、制作ディレクターを担当しておりました。フォチューナに入社後、WEBディレクター、営業を経て情報設計、開発案件にも携わっています。 制作し納品するだけでなく、公開後の運用フォローや、成果に近づくため伴走した支援を行っております。 HubSpotインバウンド認定資格を保持。
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