【リスティング広告】初心者でも分かる広告アカウント設計の基本
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2023.08.23

【リスティング広告】初心者でも分かる広告アカウント設計の基本

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事業拡大やマーケティング戦略において集客の要となるリスティング広告。検索連動型広告とも言い、顕在顧客獲得に最適なWeb広告です。リスティング広告において効果を最大化するためにポイントとなるのが「アカウント設計」。アカウント設計が煩雑だと、良いパフォーマンスが期待できません。

広告アカウント設計とは、広告アカウント内でキーワードや広告文、ターゲットなど配信設定に必要な項目を戦略的に組み立てることです。本記事では広告運用初心者の方でも広告アカウント設計を簡単に理解できるように、設計のポイントや手順を詳しく解説していきます。リスティング広告の効果を高めたい方はぜひ参考にしてください。


アカウント設計の基礎知識

初心者でも分かる広告アカウント設計の基本【リスティング広告編】

リスティング広告の成果を最大化するためには、シンプルなアカウントを設計することが重要です。シンプルなアカウントとは、設定の内容に重複や無駄がなく、最小限の構成になっているアカウントのことです。アカウントがシンプルな構造になっていることで、広告運用の効率を良くする3つのメリットがあります。メリットについて解説する前に、まずは基礎知識として「アカウント構造」と「機械学習」について解説します。

六連_Yahoo!広告 推奨運用手法(検索広告)

このような理想的なアカウントを設計するためには、基礎知識として「アカウント構造」と「機械学習」について理解する必要があります。

リスティング広告媒体|Google広告Yahoo! 広告


アカウント構造

リスティング広告のアカウント構造は、以下のように「アカウント・キャンペーン・広告グループ」の3つの階層に分かれています。基本的に1企業1アカウントを運用し、アカウントの中にキャンペーン、キャンペーンの中に広告グループを作っていくイメージです。

リスティング広告アカウントの構造と各階層の基本的な設定項目

アカウントの構造がわかっていると設計がイメージしやすくなるので、まずは各階層で設定する項目を理解しましょう。

参考:Google広告 ヘルプ│Google広告の構成についてYahoo!広告ヘルプ│検索広告のアカウント構造(階層構造)について


機械学習(自動最適化)

リスティング広告の効果を最大化するには、機械学習(自動最適化)をいかに有効活用できるかがポイントになります。機械学習は、ユーザー属性やウェブサイトでの行動、デバイスなど様々なシグナルを元に、AIが広告運用を最適化してくれるというものです。

例えば、リスティング広告における機械学習で代表的なのが「自動入札戦略(自動入札機能)」です。リスティング広告の課金方式はオークション形式になっており、自動入札戦略を活用するとAIによって自動的にオークションの入札単価が調整されます。リスティング広告ではオークションでのパフォーマンスが広告の成果に直結すると言っても過言ではないので、自動入札戦略の機械学習が進めやすいアカウントになっているかがポイントです。

Yahoo!広告 公式ラーニングポータル│毎日の入札価格調整は「自動入札」におまかせ

アカウント設計をシンプルにするメリット

初心者でも分かる広告アカウント設計の基本【リスティング広告編】

それでは、上記「アカウント構造」と「機械学習」の理解をふまえた上で、アカウントをシンプルに設計することのメリットを3点解説します。

  • 機械学習の精度UP
  • アカウント内のコンフリクト防止
  • 運用効率の改善

機械学習の精度UP

広告グループをできるだけ一つのキャンペーンにまとめてシンプルな構造にすることで、機械学習の効果を最大化することができます。

例えば、キャンペーンが複数ある場合、キャンペーンごとに手動で予算を分配する必要があります。しかし、広告グループが一つのキャンペーンにまとまっていれば、AIがデータに基づいて予算を各広告グループに効率良く配分してくれます。

また、広告グループを一つのキャンペーンにまとめることで、予算がバラけず、効率良く広告を配信することができます。その結果、機械学習に必要なデータを蓄積しやすくなり、機械学習を効率良く進めることができるため、自動入札戦略やレスポンシブ広告などの精度が高まります。ただし、キャンペーンを一つにまとめても、予算が少なすぎると十分な露出ができず得たい成果が得られない可能性があります。機械学習のポテンシャルを最大限発揮するためには、平均的なクリック単価や獲得したいCV数などをふまえてシミュレーションを行い、適切な予算を設定することが重要です。


アカウント内のコンフリクト防止

アカウントをシンプルに設計することで、「コンフリクト」を防ぐことができます。コンフリクトとは、同一アカウント内でキーワードの競り合いをしてしまうことです。コンフリクトが発生すると、クリック単価が高騰するなど広告配信のパフォーマンスに悪い影響を及ぼすことになります。訴求内容ごとに同一の広告グループにまとめなどシンプルな構造にして、コンフリクトが発生しづらいアカウントを目指しましょう。

Yahoo!Japan広告 公式ラーニングポータル│「シンプル」なアカウント構成で広告効果アップ!

運用効率の改善

シンプルな設計のアカウントでは、自動化の効率が良くなるだけでなく、担当者の運用効率も改善できます。Web広告は入稿して終わりではなく、その後の運用者による細やかな対応によって成果が変わってくるため、運用のしやすさは広告成果を高める上で非常に重要です。

例えば、訴求軸やターゲット、商品カテゴリなどシンプルかつ明確な根拠のあるグルーピングができているアカウントでは、広告成果を分析しやすく、PDCAを的確に回すことができます。また、キーワードや広告文などの設計においても、アカウントの構造がシンプルであればあるほど精度が高くなります。

(参考)キーワード選定お役立ちツール:Googleキーワードプランナーラッコキーワード


設計の手順

初心者でも分かる広告アカウント設計の基本【リスティング広告編】

さて、ここからは実際にアカウント設計の手順を解説します。シンプルなアカウントを設計するために、以下の5つのステップで進めていきます。

  1. テーマの整理
  2. キーワード選定
  3. 広告グループ作成
  4. キャンペーン作成
  5. 広告文作成

1. テーマの整理

まずは配信する広告のテーマ分けを行います。最初にテーマ分けを行うことで、次のステップの「キーワード選定」がしやすくなります。また、キャンペーンや広告グループを必要以上に作ってしまうことの予防にも繋がります。

実際にテーマを整理する際は、Webサイトのカテゴリー構成を参考にするとイメージしやすくなります。ただし、カテゴリーがかなり細かく分かれているWebサイトもあるので、テーマを細分化しすぎないように気をつけましょう。

ウェブサイトのカテゴリー構成の例

参考:Yahoo!広告ヘルプ│運用しやすいアカウント構造を設計する


2. キーワード選定

テーマが整理できたら、次はキーワードを選定します。良いキーワードを選定するコツは、ユーザー目線で、ユーザーが検索時に使いそうな単語を選定することです。例えば「自動車」よりも「車」、「男性用」よりも「メンズ」など、自分が普段検索する時にどんなワードを入力しているか想像してみましょう。キーワードの選定に困ったら、検索エンジンのサジェスト機能や関連キーワードを参考にするのもオススメです。また、Googleキーワードプランナーを活用すると、キーワードの検索ボリュームを確認することができるので参考にしてください。

Google サジェスト機能
Google 関連キーワード

キーワードは、多すぎると広告の関連性が下がったりデータが分散して検証しづらくなる一方、少なすぎると機会損失が発生するため、適度な数を設定することもポイントです。


3. 広告グループ作成

次に、選定したキーワードを訴求軸ごとに広告グループにまとめます。訴求軸とは、商品やサービスについて訴求したい内容やターゲットのことです。例えば、冷蔵庫販売の広告を配信する場合、「一人暮らし用」と「飲食店用」では訴求したい内容やターゲットが異なります。当然、ユーザーのニーズによって検索語句も異なるため、検索クエリに対して適切な広告が表示されるよう、訴求軸ごとのグループ作成を心がけましょう。


4.キャンペーン作成

広告グループを作成したら、次にキャンペーンの作成です。キャンペーンは予算を設定する階層です。商品のカテゴリーや販促など、予算を管理したい単位で各広告グループをキャンペーンにまとめていきましょう。上述の通り、キャンペーンが多すぎると、1キャンペーンあたりの予算が少額になり成果を出しづらくなるので、細かく分けすぎないように気をつけてください。


5. 広告文作成

最後に広告文を作成します。広告文は検索キーワードや広告のランディングページとの関連性が重要です。上で選定したキーワードや、遷移先のページで頻出しているワードなどを広告文に盛り込むようにしましょう。また、他社と差別化できる内容や、ユーザーに行動を促すようなフレーズを入れるのも独自性が出て効果的です。

広告文は、1つの広告グループにつき異なる切り口で3つ以上作成するようにしましょう。レスポンシブ広告機能により、AIがデータを元に最適なキーワードと広告文の組み合わせで表示してくれます。ただし、広告文が多すぎるとデータが分散して検証しづらくなるため、管理できる範囲で作成しましょう。


最後に

初心者でも分かる広告アカウント設計の基本【リスティング広告編】

リスティング広告を効果的に運用するにはシンプルなアカウント設計が重要です。自社で運用する場合は、まずアカウントの構造を理解し、無駄がなく効率の良い設計を心がけましょう。代理店に運用を委託する場合は、定常的な運用だけでなく、アカウント設計の段階から戦略的にサポートしてくれる業者を選びましょう。

フォチューナは、今回解説したアカウント設計を含む設計フェーズに力を入れています。Web広告を始めたいと思っている方、現状の広告成果に満足していない方はぜひ一度ご相談ください。

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