検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用。
カテゴリー:
2024.03.06

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用。

Share
LINE

WEBメディアは見込みや新規顧客との接点が長期的に獲得できる大きなメリットがある反面、Googleクローラーにインデックスされるまでに時間がかかるため、すぐに結果を得づらい側面があります。
そこで、Webメディア設計段階でSEOを向上させるため「キーワードの選定」が重要になります。検索ボリューム(検索回数)の大きいキーワードで検索結果に上位表示できれば、自社のウェブサイトに見込み客の訪問が増え、売上の向上にも繋がります。
本記事では、キーワードを選定する手順とコツを解説します。

検索キーワードとは

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用。

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説|フォチューナ

検索キーワードとは、自社のサービス・商品に興味のある見込み客が実際に検索をされる、かつ検索結果で上位表示ができれば売上増加に繋がるキーワードを指します
オウンドメディアを含むインバウンドマーケティング施策は効果がでるまでに中長期的な計画が必要です。そのため、ユーザーがGoogleなどの検索窓に打ち込んで検索を行っているキーワードをきちんと選定できれば、SEO対策における良質なコンテンツを作ることができるでしょう。

検索キーワードの選定する3ステップ

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用

検索キーワードの重要性を確認しましたが、選定には手当り次第出してみる、という訳にはいきません。
実際に3つのステップを通して、キーワードを選定する方法を紹介します。

調査と分析

1.キーワードをピックアップ

効果的なキーワードを設定するためには、自社のサイトに獲得したい見込み客のペルソナを分析することが重要です。新規で立ち上げる、既に運用しているメディアがあるでは若干違いますが、根本的にピックアップの方法は同じです。

自社・競合他社の検索キーワードを分析する

狙う市場で、他社を分析することも重要です。
自社のサイトへ訪れるキーワードを分析するだけでなく、競合他社の検索キーワードも分析しましょう。調査にはGoogleが提供する“キーワードプランナー”のように無料SEOツールをうまく活用すれば初心者でもキーワード選定が可能です。キーワードプランナーを使うと次のようなことができます。

  1. 新しいキーワードを発見
    自社の商品やサービスに関連のあるキーワードを入力することによって、特に関連性の高いキーワードを見つけることができます。
  2. キーワードを調査
    特定のキーワードが検索されている頻度や検索数の推移を確認できます。それによってトレンドのキーワードを絞り込むことができます。
  3. 入札単価の見積もりを取得
    キーワードごとに広告を出稿した際の推奨入札単価(見積もり)が表示されるので、Googleの広告予算の策定に役立ちます。
  4. プランを作成
    ターゲットとなるキーワードが決まったらプランに追加できます。プランを保存した後も再検討や関係者との共有が可能なので、詳細が固まったらキャンペーンに適用して運用を始めます。 

ただし、注意も必要です。上記のような無料ツールは、競合サイト担当者も同じように利用しているはずです。
ビックキーワードと呼ばれる”誰もが検索するメジャーな単語”は、競争も激しいので十分に検討した上決定してください。競合他社とキーワードが被らないようにすることで検索上位を狙いやすくなります。

コンバージョンに至ったユーザーの検索キーワードを調査する

すでにWEBメディアを運営している場合は、この調査を行うことをオススメします!
実際にCV(コンバージョン)に至った顧客がどんな検索キーワードで流入してきたのかを分析しましょう。SEO順位やページ評価を含めた判断は容易ではありません。CVに至った検索キーワードを見つけることで、効果が望めるキーワードが把握できます。
調査にはGoogle Search ConsoleGoogle Analyticsツールを併用することで、CVに至った検索キーワードを計測できます。Google Search Consoleを使うと次のようなことができます。

  1. サマリー
    サーチコンソールにアクセスして最初に表示される画面です。検索パフォーマンス、カバレッジ、拡張のそれぞれ過去3か月分のデータが表示されています。それぞれのサマリーデータから各項目の詳細ページへ飛ぶことができます。
  2. 検索パフォーマンス
    ウェブサイトがGoogle検索結果にどのくらい表示されたのか、何回クリックされたのか、平均掲載順位はどのくらいかなどが表示されています。クエリ(検索キーワード)、ページ、日付などでフィルターをかけ、より詳細にデータを分析することもできます。
  3. URL検査
    特定ページのURLを入力することで、Googleにインデックスされているかどうか、カバレッジに登録されているか、モバイルユーザビリティは優良かなどを検査できます。
  4. インデックス
    Googleに何ページ登録されているか、エラーは何ページあるかを知ることができます。さらにGoogleに知らせるためのサイトマップの送信記録やステータスを確認、ページの削除も可能です。
  5. 拡張
    モバイル、PCごとに、ページの読み込み速度に関するデータが表示されています。ユーザビリティに関するエラーも確認できます。

2.ユーザーの行動を分析

ユーザーは検索する際、知りたいメインキーワードと関連するキーワードを掛け合わせて検索します。それは、ビッグキーワードのみで検索すると、関連する多様な(必要のない)コンテンツが検索ヒットされるため、ユーザーの求めている情報にたどり着けないからです。そのため的確に探せるよう複数キーワードで検索することが一般的です。
SEO順位は、”掛け合わせる”キーワードで異なります。ユーザーが一緒に検索する複数のサジェストキーワードと関連キーワードの違いについて正しく理解し、SEO対策を行いましょう。

サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力した際に自動で表示される候補となる予測キーワードを指します。「●●」というキーワードを検索したユーザーが、他にどのようなキーワードと一緒に検索をしているのか分析することで、ユーザーのニーズを把握することが可能です。Google検索では「オートコンプリート」という機能を使って、人気度や類似性などの要因に基づいて検索候補を表示します。ユーザーが過去に検索したすべてのキーワードから興味のありそうなキーワードを予測し反映されている点から、検索履歴が積み上がることでサジェストキーワードは変化します。

関連キーワードとは

関連キーワードとは

関連キーワードとは、ユーザーが検索する際、軸となるキーワードと関連性の高いキーワードを指します。Google検索の場合、検索結果ページの最下部に、Yahoo!検索の場合、検索結果ページの最上部と最下部にある虫眼鏡のアイコンの横に関連キーワードが表示されます。サジェストキーワードと同じ用に、「●●」というキーワードで検索してみました。サジェストキーワードで表示された内容と、関連キーワードには違うキーワードが含まれています。
サジェストキーワードは自身が過去に検索したキーワードが影響しているのに対し、関連キーワードはGoogleアルゴリズムのルールで自動的に表示されます。関連キーワードはトレンド性が高く、多くの人気トピックより分析して表示しています。

関連キーワードは、実際にコンテンツ制作でも役立ちます。関連キーワードはGoogleアルゴリズムのルールで自動的に表示されるので、記事にどんな関連記事をつなげればいいか、カテゴライズをどのように整理すれば良いかなどの参考になります。カテゴライズを整理するすることでキーワード漏れが防げるだけでなく、どのようなコンテンツが必要か明確になります。関連するコンテンツ同士を内部リンクとして繋ぐことで、専門性の高いサイトという評価を戦略的に作ることで検索上位を狙うことも可能です。

Googleのアルゴリズムは日々アップデートされていますが、判断基準は「ユーザーにとって有益なコンテンツを提供するサイト」という点が重視されます。そのため、ユーザーの思考や行動を予測したコンテンツ作りが、Googleから評価を受けSEOにも繋がります。

3.検索ボリュームの調査

次にピックアップした軸となるキーワードが、どのくらい検索されているか競合のコンテンツがどのようなものか、を調査しましょう。
ただ検索ボリュームが大きければ良いというわけではありません。検索ボリュームが大きくても、狙うジャンルの見込みや新規顧客が売上拡大に直結しないキーワードであれば、SEOで上位表示されてもあまり意味はありません。SEOの競合も多く、難易度も上がるため十分な検討が必要です。

ではなぜ検索ボリュームを調べるの?

この調査の目的は、自社サイトにおける優先順位を確定させるためです。
上記の通り”売上拡大に直結しないキーワード”より、可能な限りボリュームの大きいワードを選びつつも、自社が勝てる見込みがあって、上位表示したら売上につながるワードを選ぶことが重要です。
検索ボリュームからリストを作ったあとは、実際に自社のコンテンツ(オウンドメディア)、事業の強み(バリュー)や競合とキーワードの難易度(SEO)から優先順位を確定しましょう。

キーワードを入れるべき5つの箇所(WEBメディアの構成

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用

最後にWEBの構成についてです。決定したキーワードをWEB構成の中に適当に記載しても効果はありません。SEO対策においてキーワードを最適化するには、軸となるキーワードをコンテンツ内にある5つエリアに含めることが重要です。

キーワードを最適化する5つの箇所

5つの箇所において、書き方とテクニックがあります。ぜひ関連記事も一緒に読んでください。

キーワードのナレッジを貯めよう

検索キーワードを選定する手順とコツを徹底解説!効果的なWEBメディア運用

SEO対策は、ユーザーのニーズ、トレンドを理解したキーワード選定が重要となります。
そのためには、ツールを上手く活用しながら、自社が勝てるキーワードを選定しましょう。

また、キーワードの選定はキーワードごとの検索ニーズは変化していくため、一回では不十分です。キーワードごとに、サイトの掲載順位や成果を見ながら、常に最適なキーワードを探し、魅力的なコンテンツに更新していくことも忘れないようにしてください。
最適なキーワードで、ユーザーが検索(疑問)する回答(解決)となる情報を発信しましょう