
- カテゴリー:
- 2021.10.15
インバウンドマーケティングを取り入れる企業に、オウンドメディア・SNS運用をスタートする事例が増えています。しかし、想定していた効果が出ず運用に悩みを抱えるWEB担当者も多くいます。目標設定や効果が正しく設定されていなかったり、とりあえずやってみた、ということも少ないないようです。
本記事では、オウンドメディアの基本知識と、成功させるポイント「KPI」について解説します。

オウンドメディアとは
オウンドメディアって何?基本知識と成功させるポイントを紹介。
オウンドメディアとは自社で運営し、ユーザーに向けて自社の情報を発信するWebサイトです。
インバウンドマーケティングを取り入れたい際の最適な手法として、近年注目を集めています。
自社の商品・サービスについてユーザーが知りたいことや役立つ情報を提供し、ユーザーが自発的にサイトを訪れ、結果オウンドメディアが集客できる、ということになります。商品・サービスの認知を広げてユーザーから見込み客へと育て、さらに顧客へする可能です。まずは、オウンドメディアを作る目的や得られるメリットを紹介します。
オウンドメディアの目的はリード獲得
オウンドメディアは、ネット検索とシェアしたSNSから見つけてもらい、商品・サービスの興味をきっかけに、リード(見込み客)を獲得することが目的です。
- 主な目的
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- コンテンツに共感した見込み客から顧客へ育てる
- 商品・サービスの売上に貢献する
- 採用などのリクルートにつなげる
さらに、企業や商品の紹介をするのではなく、コンテンツによって自社の考えや思い、価値観などを発信し、他社と差別化を図る働きもあります。
オウンドメディアはメリットが多い
オウンドメディアを活用して、企業に興味を持ってもらうきっかけ作りのシステムが構築できれば、インバウンドマーケティングにより得られるメリットは非常に大きいです。
インバウンドマーケティングにより得られるメリットについて、紹介します。
広告費の削減
オウンドメディアを活用して、自社の魅力を伝えるコンテンツを作成することができれば、検索順位が上がり自然流入増加かつ顧客獲得が見込めます。SEOに強いライティングのコツを意識したコンテンツを作成することが大切です。
分析により顧客のニーズが分かる
GoogleAnalyticsなどのツールを活用することで、ユーザーがどのコンテンツに興味があり、離脱が多いのか分析することができます。顧客心理である購買プロセスをより深く分析しリードナーチャリングを行うことが可能となります。
SNSを活用
オウンドメディアを成功させるためには、SNSの活用は欠かせません。素晴らしいコンテンツを作っても、興味のあるユーザーまたは、潜在顧客に見てもらう必要があります。そのため、SNSはオウンドメディアを知ってもらうきっかけとして最適なツールです。
ナレッジが蓄積する
社内に向けたナレッジ共有も、コンテンツを通して可能となります。過去の記事を蓄積し社員教育ツールとして活用している企業も存在しています。
オウンドメディアを活用したマーケティング施策
オウンドメディアを活用することでユーザーが求める情報や役立つ情報を提供して自社の商品やサービスのファンを作ることが可能です。獲得したファンを、いずれ顧客へ育成するインバウンドマーケティングが可能です。
オウンドメディアの目的はさまざまですが、リードの獲得や採用、また企業のブランディングとして図ることができます。一度作成したコンテンツは資産として残すことができ自社のノウハウの蓄積が可能となります。
オウンドメディアを成功させるポイント
オウンドメディアって何?基本知識と成功させるポイントを紹介。

オウンドメディアを効果的に運用するには、事前の準備が必要です。
オウンドメディアはネット・TV・紙面広告などに比べて即効性のある施策ではないため、中長期的な計画、そしてKPI(ステージごと中間の達成度)とKGI(最終目標)が鍵となります。ここでは、オウンドメディアを成功させるポイントについて紹介しましょう。
中長期的に計画を立てる
オウンドメディアの運用は、中長期的な計画を立てることから始めます。オウンドメディアは広告と異なり、立ち上げてすぐに効果が出るものではありません。
企画設計からコンテンツ作成までの期間、そして公開してから検索エンジンの上位に表示されるまでも時間がかかります。
メディア立ち上げ期
オウンドメディアを立ち上げから半年は流入数が少ないだけでなく、コンテンツ数も少ないため、質の良いコンテンツを作成することに集中しましょう。
中期
オウンドメディアを立ち上げてから3ヶ月〜半年ほど経つと記事数や流入数も安定してくるでしょう。そこで気になるのは滞在時間や回遊率といった数字です。回遊率をあげるためには、SEOに強い魅力的なタイトルを付けることも大切なポイントです。
成熟期
オウンドメディア内のコンテンツ数が500件以上になる頃には、オウンドメディアの長所短所が出てくるでしょう。記事数が増えると、重複を避けた新規コンテンツを作成するよりも、既存の記事をよりブラッシュアップさせる方が効率よく目標に近づけるでしょう。多数あるコンテンツからどの記事をリライトするべきか、メディアの課題に対して優先度が変わるため、慎重にリライトを行いましょう。
自社課題の洗い出しとメディアのKPI作成
オウンドメディアの運用に併せて、自社のマーケティング課題を洗い出すは大切。なぜなら、マーケティングの課題が「売上が伸び悩んでいるのは、新規顧客の減数」だとして解決(施策)を「オウンドメディアを通して、新規顧客を獲得」となれば、KPIを設定されます。
コンテンツを作成するときの目的は、オウンドメディアは長期的な施策であるため、サイト規模・ステージ・時期で「集客」「コンバージョン」など、目的別にコンテンツを作成していきましょう。
集客チャネル設計を適切に行う
コンテンツの作成後、サイトに集客するためには流入経路の設計が重要です。流入経路には検索エンジンのほか、 facebook、TwitterやInstagramなどのSNS、リスティング広告、他サイトにリンクを貼るなど複数のチャンネル(方法)があります。
チャネルが多ければいいというものではなく、設定したターゲットに合うチャネルを見極め、効果的に集客できるよう設計しなければなりません。
オウンドメディアでインバウンドマーケティングをはじめよう
オウンドメディアって何?基本知識と成功させるポイントを紹介。
オウンドメディアは短期的な施策としては適していませんが、インバウンドマーケティングの仕組みを取り入れることができれば、自社にとって長期的に集客をする戦力の1つになるはずです。
一貫したメッセージを発信してマーケティングが行えばユーザーが能動的に集まってくるでしょう。そして「競合との差別化」「顧客の獲得」「信頼獲得」などメリットを得ることができます。
インバウンドマーケティングが得意なフォチューナは、マーケティング活動の促進、高度なウェブサイトの構築まで
一社一社に最適なプランをご提案いたします。
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AUTHOR PROFILE
HIROHATAWEBコンサルティング事業部 / 関西チーム プランナー兼ディレクター
リテール業界を得意とし、WEBマーケティングを支援するプランナー。前職はリテール業界にて社内マーケティング兼、制作ディレクターを担当しておりました。フォチューナに入社後、WEBディレクター、営業を経て情報設計、開発案件にも携わっています。 制作し納品するだけでなく、公開後の運用フォローや、成果に近づくため伴走した支援を行っております。 HubSpotインバウンド認定資格を保持。
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