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- 2021.11.17
近年 注目されるインバウンドマーケティングの中でオウンドメディアを運営する企業が増えています。記事の内容は様々ですが、「自社商品、ブランディング、リード獲得、採用」ジャンルから12の事例を用いて紹介します。
また、本記事ではオウンドメディア事例ごとにメディアの目的や活用方法やポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
オウンドメディアとは?
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説
オウンドメディアとは、企業が独自で運営するメディアの総称になります。
具体的には記事を作成し、旬な物事を配信するWEBメディアです。アイデア次第で企業の顧客獲得やブランディング、人材採用など幅広く活用できる上、Google、Yahoo!などの検索エンジン上位表示に強いことで導入が加速しています。
オウンドメディア定義には、オンライン/オフライン問わず含まれますが、現代のユーザー行動特徴として購入や申し込み等のアクションの前に、事前情報はネットから収集する傾向にあります。企業から顧客に対して一方的に働きかける「アウトバウンドマーケティング」よりも、顧客が欲するコンテンツを提供して興味を喚起する「インバウンドマーケティング」に最適な手法の1つがオウンドメディアです。
特徴的なオウンドメディアの事例5つ
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説

まずは特徴的なオウンドメディアとして5つの事例を見ていきましょう。
紹介する5つのメディアに共通する特徴として、自社や商品の魅力を伝える記事を掲載し、戦略的にブランディングを試みている点があげられます。
アーバンリサーチ

https://www.ur-buyersselect.com/
アパレル企業のアーバンリサーチが運営する「URBAN RESEARCH MEDIA」では、ファッションやライフスタイルの情報を発信しています。また、ECサイト「URBS」でアイテムごとの特集を組んで紹介しています。
情報収集から購入までをワンストップでできるので、販売機会を逃さず顧客の獲得も可能です。
青山学院
https://aogakuplus.jp/
幼稚園から大学院までを擁する青山学院が運営する「アオガクプラス」では、学院の魅力を発信しているオウンドメディアです。
写真や表などを多用して、青山学院の魅力を多面的に表現しており、受験生やその保護者に学校を深く知ってもらいアピールするきっかけや、在校生の活躍を発信しています。
五反田計画

https://project.gotanda-valley.com/
五反田の地域と企業が合同で立ち上げた一般社団法人「五反田バレー」が運営する「五反田計画」は地元密着型で魅力を発信しているオウンドメディアです。
五反田で立ち上がった様々なプロジェクトを紹介し、地元の企業と地元の情報を発信することで、地域の活性化に繋げています。また、地域を絞っていることで検索上位に入りやすい点も特徴です。
キリンビール
https://note-kirinbrewery.kirin.co.jp/
飲料業界大手キリンビールが運営する「公式note」は、自社商品や社風などの情報を発信しています。
思わずビールが飲みたくなる記事が多く、またビールをより美味しく飲むためのヒントにあふれており、ファンの獲得や消費者の購買意欲を促進する効果も期待できます。
また、公式オンラインショップ「DRINX」へのリンクを設置して、販売につながる導線を用意しているところも特徴です。
経済メディア

https://media.moneyforward.com/
インターネットサービス開発企業マネーフォワードが運営する「MONEY PLUS」は、暮らしの中のお金の話をわかりやすくするというコンセプトのもと、配信しているオウンドメディアです。
カテゴリー分けやランキングなど、サイト構成がしっかりしているので、訪問者が気になるところからどんどん読んでいけるという点が特徴です。
リード獲得に特化したオウンドメディアの事例3つ
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説

リードとは「見込み顧客」であり、未来の顧客になるであろうユーザー全体を指します。つまり、リード獲得特化のオウンドメディアは将来、顧客になってもらえる新規のユーザーをより多く獲得するための手段だといえます。
ここではリード獲得に特化したオウンドメディアの事例を3つ挙げていきます。
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ferret
https://ferret-plus.com/
IT企業ベーシックが運営している「ferret」は、Webマーケティングに関するコンテンツを配信しています。
広告主である企業がPDF資料を出稿しており、各PDFのダウンロードページにアンケートフォームを設置することで、ferretはユーザーの会社名や抱えている課題などの情報を効率よく獲得できます。
LISKUL

https://liskul.com/
中小企業やベンチャー企業をサポートするソウルドアウトが運営する「LISKUL」は、頑張る企業を応援することをメインコンセプトとして、様々なコンテンツを掲載しています。
各記事の下部には関連情報を得られる資料のダウンロードページが設置されており、メールアドレスや勤務先の情報が取得できるため、見込み客の情報収集が行える仕組みといえるでしょう。
ボーグル
https://bowgl.com/
福利厚生などの事業を行っているベネフィット・ワンが運営する「ボーグル」は、企業の働き方改革をサポートする情報に加え、ワークライフバランスや福利厚生などの成功例を掲載したオウンドメディアです。
サービスの紹介やセミナーの案内を配置しており、アクセスした人は情報収集からサービス登録やセミナー申し込みなどのアクションまでをワンストップで行えるようになっています。
採用に特化したオウンドメディア事例2つ
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説

オウンドメディアは顧客獲得だけでなく、採用にも活用できます。オウンドメディア上の記事を通して自社の魅力を発信していくことで、社風に合った人材を採用しやすくなるのです。
ここでは採用に特化したオウンドメディアの事例として2例を見ていきましょう。
LINE

https://line-online.me/
メッセージサービスでおなじみのLINEは、求職者向け情報のハブとなるオウンドメディア「OnLINE」に就職希望者に役立つ情報を掲載しています。
読者にとっては社風を理解しやすく、入社後のイメージ違いによる離職を防げる点が特徴的です。
メルカリ
https://mercan.mercari.com/
フリマアプリのメルカリが運営するオウンドメディア「mercan」には社内メンバーへのインタビュー記事など生き生きとした社風が伝わる記事が多く掲載されています。
また現在募集中の採用情報がリスト化されていてひと目でわかり、就職希望者は実際に応募するというアクションまでをワンストップで行えるという使いやすいサイト構造が特徴です。
ブランディングに特化したオウンドメディア事例2つ
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説

オウンドメディアは発信したい情報を自由に掲載できるため、ブランディングにも適しています。自社の活動や商品・サービスの特徴などを継続的に発信していくことで、ユーザーの共感を得てファンを獲得することができるでしょう。
ここでは記事や特集、動画などでブランドイメージの向上に成功している2つの事例を紹介します。
サイボウズ

https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
会社や公共団体などのチームワークをサポートする製品・サービスを提供するサイボウズが運営する「サイボウズ式」は、働き方や会社組織に関する様々な記事を掲載しています。
YouTubeに投稿した動画をメディアで紹介し、サイボウズが目指す働き方や獲得したい人材のイメージが湧く作りになっているため、ファンや就職希望者の獲得にも貢献しているといえるでしょう。
リグ
https://liginc.co.jp/
Web制作会社のリグのオウンドメディアではWebデザインからライフハックまで多様な記事を配信すると同時にデジタルハリウッドSTUDIOなど自社のサービスをさりげなく紹介しています。
ユーザーが「サイト作成やデジタル系で困ったらアクセスしよう」とアクションを起こすたびにリグは自社サービスのPRができるという仕組みです。
オウンドメディアを運用する際に気をつけたいポイント3つ
オウンドメディアの事例12選を紹介!参考にしたいポイントも解説

- オウンドメディアを運用するときは、次の3点に注意が必要です。
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- 目的に合わせたデザイン設計が重要
- 結果がでるまでに時間がかかる
- ユーザーの視点に立つ
ここではオウンドメディアの制作や運用に欠かせないポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
目的に合わせたデザイン設計が重要
オウンドメディアを運用する上では、目的やコンセプトに合わせてデザイン設計をすることはとても重要です。目的に合っていないデザインでは閲覧者が意図した導線で読み進めてもらえず、短時間でサイトから離脱する原因となります。
オウンドメディアはスマホから閲覧されることも多いので、スマホで閲覧しやすく操作しやすいデザイン設計も必要です。
結果が出るまでに時間がかかる
検索ページで上位表示されるためには、検索エンジンが運用するクローラーに評価される必要があります。しかし、クローラーによる評価には時間がかかるため、検索順位が上がるまでにはある程度の時間がかかります。
上位検索されないうちはオウンドメディアからの集客はあまり期待できないので、長期的な展望を持って運用しましょう。
ユーザーの視点に立つ
オウンドメディアのコンテンツを考える際は、「どんな人が何を知りたくてオウンドメディアを見に来るのか」を考え、読み手(ペルソナ)を設定しましょう。
ペルソナを設定すると、ユーザー視点に立てるため、どのような情報を掲載すると閲覧者を増やせるか、どのようなリンクを付けることで離脱を防げるかの方針が決めやすくなります。
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AUTHOR PROFILE
HIROHATAWEBプランナー
お祭り好きの関西人。着物・ファッションが好き。 仕事もプライベートも、楽しくハッピーに。 webマーケティングで一緒にビジネスを成功させましょう。
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