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- 2021.08.18
オンラインで取引を行うユーザーが増える中、企業も戦略的なオンライン化が進んでいます。そこで注目を集めているのがコンテンツマーケティングです。しかし、コンテンツマーケティングを導入しても、正しくKPI指標を持ち、戦略を立てていない場合、期待した効果が得られない可能性があります。
本記事では、コンテンツマーケティングで得れる利益と、今すぐ設定して欲しい3つの重要なKPI指標を詳しく解説します。
コンテンツマーケティングで得ることができる3つの利益
コンテンツマーケティングにおけるKPIって?今すぐ設定すべき3つの数値
コンテンツマーケティングの特徴として、商品やサービスの使い方や深い情報をコンテンツを通して提供し、時間をかけて企業や商品のファンを増やすことにより、将来的な利益に繋げていきます。
コンテンツマーケティングを行うことで、以下3つの効果を見込むことが可能となります。
- 見込み客を集める(潜在層を発掘)
- 見込み客を顧客へ育てる(顕在層への引き上げ)
- 既存顧客のファン化(ブランディング・顧客満足度向上)
即効性のある施策ではないため、短期的な戦略としては不向きですが、コンテンツマーケティングの仕組みが出来てしまえば、多大な利益に繋がるマーケティング施策と言えるでしょう。そのため、中長期的な計画が必要になり、コンテンツの最終目標を明確にする必要があります。戦略を立てずにコンテンツマーケティングの運用を進めると、コンテンツの軸がブレることにより、CVに繋がらず思うような結果が出ない可能性があります。では、戦略を立てるために必要なKPIを具体的に説明していきます。
コンテンツマーケティングにおけるKPIの設定方法
コンテンツマーケティングにおけるKPIって?今すぐ設定すべき3つの数値
KPI(Key Performance Indicator)とは重要業績評価指標と訳されることが多く、簡単にいえば最終目標(KGI)を達成するための中間目標(KPI)のことを言います。
コンテンツがもたらす成果「商品やサービスの売上を増やす(いくら?)」や「会社の知名度を上げる(フォロー数?)」などを整理し、KPIとコンテンツの整合、設定することが必要です。したがってKPIを設定する方法は、最終目的(KGI)を達成するためのプロセスを数値化し明確にすることが重要となります。では、コンテンツマーケティグにおいて、そのようにKPI設定すればいいのか、具体的な方法を紹介していきます。
マーケティング課題でKPIを設定する方法
この方法は、ゴールから逆算することで現時点でのスタートラインがゴールまで近い道のりなのか、遠いところにいるのかが分かりやすく、整理しやすいメリットがあります。
例えば、ゴール(KGI)が「サービスの導入 50件/月」と設定した場合なら、いきなり契約することはハードルが高いので、その3ヶ月前の中間目標(KPI)は「サービスの問い合わせをもらう 100件/月」とします。100件中半数が契約するフローが現実的ならそのままで良いのですが、問い合わせ数から成約率1/3の場合、中間目標(KPI)のスケジュールはもう少し長く設定します。
上記のようにコンテンツを通して自社がどのような課題があるのか、達成したい数字を解決するプロセスは現実的か、にそったKPI指標とスケジュールを持ちましょう。
<例>
- ①目的:自社サービスの認知を広げたい
-
- (KGI)新規ユーザーの数
- (KPI)セッション数
- ②目的:見込み客を顧客へ育成したい。
-
- (KGI)問合せ件数
- (KPI)会員登録者数/再訪数
コンテンツマーケティングの手法の1つ「オウンドメディア」から集客を行っている企業も数多くいます。オウンドメディアは中長期的な取り組みであることから、KPI指標を明確にするため3つのステージに区切って設定すると分かりやすくなります。
スタートから半年以内の立ち上げ時、検索の上位に表示されたあとの中期ステージ、アクセス数が増えてリピートも多くなってきた長期ステージです。KPI数値として参考項目をご紹介しています。
コンテンツマーケティングで重要な3つのKPI数値
コンテンツマーケティングにおけるKPIって?今すぐ設定すべき3つの数値
コンテンツマーケティングを始めたばかりで、「コンテンツマーケティング KPI」と検索すると既に記事・メディアが存在します。その記事の多くは、KPIになりそうな数値を説明していますが、本記事では指標ではなくマーケティング初心者でもすぐに実践できるPVやコンバージョンを除いたポイントご紹介します。
- 流入数
- 目的ページへの遷移率
- SNSシェア数
流入数
コンテンツマーケティングにおける「流入数」とは、コンテンツにどれだけのユーザーを集客したかという集客力の指標となります。
コンテンツマーケティングを始める企業の多くは、「見込み客を獲得したい」と考えて目的に設定しているところが多いでしょう。そのためにSEOに力を入れているところも多いため、新規ユーザーを集客できているか、というところで評価ポイントとKPIになります。
流入数とは、検索エンジンや外部サイトからユーザーがアクセスした数値のこと。流入数が多いコンテンツは、集客力が高いと言えます。
目的ページへの遷移率
コンテンツマーケティングにおける「遷移率」とは、コンテンツを通して目標となるページへどれだけ遷移できたかという数値になります。
例えば、商品を紹介しているコンテンツであれば、ECサイトや来店フォームなどが目標ページとなるでしょう。集客力は高く流入数が安定していても、目標ページへの送客数(遷移率)が低ければコンテンツの評価は低くなります。そのため、流入数と合わせて、遷移率についての数字もKPIとして見ていきましょう。
SNSシェア率
コンテンツマーケティングにおける「SNSシェア率」とは、自社の製品やサービスの認知度を測る指標とするケースも多くあります。その理由は、SNSでコンテンツを拡散することに抵抗がなくなってきているからです。ですが、PV数から、SNSでどのくらい拡散したかを効果測定することは難しいので、「SNSのシェアボタン」にGoogleアナリティクスで検知できるトラッキングを埋め込み、KPIとして設定しましょう。
特にBtoCのビジネスの場合、SNSでの拡散をはじめから狙ったコンテンツ施策に取り組むと効果的です。
解析方法
コンテンツマーケティングにおけるKPIって?今すぐ設定すべき3つの数値
KPIを正しく設定し評価・運用するためには、計測結果を正しく分析・検討し、必要な場合は改善することが大切です。コンテンツを作成するメンバーだけでなく、分析するメンバーが、社内にいることが理想的です。GoogleAnalyticsなどの解析ツールを活用して、数値を計測することが一般的ですが、ナレッジから判断することも多く解析会社に依頼するのも良いでしょう。
長期的な戦略を立てコンテンツマーケティングを成功させよう
コンテンツマーケティングにおけるKPIって?今すぐ設定すべき3つの数値
コンテンツマーケティングは時間をかけて目的を達成する手法なので、定期的なKPIの見直しチェックも重要です。仮にKPIが目標値に到達していない場合は、コンテンツの内容や構造などに手直しを加えたり、コンテンツへの流入経路を見直すなど改善を繰り返しながら運用しましょう。
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AUTHOR PROFILE
HIROHATAWEBコンサルティング事業部 / 関西チーム プランナー
リテール業界を得意とし、WEBマーケティングを支援するプランナー。前職はリテール業界にて社内マーケティング兼、制作ディレクターを担当しておりました。フォチューナに入社後、WEBディレクター、営業を経て情報設計、開発案件にも携わっています。 制作し納品するだけでなく、公開後の運用フォローや、成果に近づくため伴走した支援を行っております。 HubSpotインバウンド認定資格を保持。
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